CKからヒメネスに競り負けて同点弾献上　「やられたのはシンプルに僕」

　森保一監督率いる日本代表が現地時間20日のコパ・アメリカ（南米選手権）グループリーグ第２戦でFIFAランキング8位のウルグアイ代表と対戦し、2-2と引き分けた。試合後、フル出場のDF冨安健洋（シント＝トロイデン）は「あれは完全に僕」と失点を悔やみ、「もったいない試合をした」と語っている。

　日本は2試合続けて4-2-3-1を採用。序盤から激しい攻防を繰り広げたなか、同25分にMF三好康児（横浜F・マリノス）の一撃で日本が先制した。しかし、DF植田直通（セルクル・ブルージュ）が相手FWエディンソン・カバーニ（パリ・サンジェルマン）を蹴ったとして、VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）の介入によりPK判定で同点弾を奪われる。

　後半14分、DF杉岡大暉（湘南ベルマーレ）のクロスをGKフェルナンド・ムスレラ（ガラタサライ）が弾き、三好がこぼれ球を詰めて再びリード。だが同20分、ウルグアイの左CKから冨安がDFホセ・ヒメネス（アトレチコ・マドリード）に競り負け、ヘディングでの同点弾を献上した。

　試合は2-2ドローに終わったなか、冨安は2失点目について言及。「あれはもう完全に僕です。もったいない試合をした」と反省の言葉を口にしている。カバーニやFWルイス・スアレス（バルセロナ）らを擁するウルグアイを2失点に抑え込んだが、「うーん。それをポジティブに捉えるべきか分からない。コーナーのところは申し訳ない」と自身が絡んだ失点に繰り返し触れている。

「コーナー（キック）が何本かあったなかで工夫してきていた。やられたのはシンプルに僕なので」

　相手と激しい攻防を繰り広げ、ドローに貢献した冨安だが、最後まで2失点目を悔やんでいた。