高速ウインガー獲得に執念を燃やすファン・ハール 1月にビッグネームにアタックか
「リンガードもマタも世界最速のウインガーではない」
マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が来年1月の移籍市場で新たに高速ウインガーの獲得に動く方針を明らかにした。英地元紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」が報じている。
ユナイテッドはウェストブロムウィッチ戦で2-0勝利を飾ったが、3トップの両ウイングに対する問題が存在すると指揮官は主張している。
「私は就任1年目にすでに何度も話しているが、我々にはウイングにスピードと創造性が必要だ。ジェシ・リンガードが今プレーしているが、彼は世界最速のウインガーではない。マタも世界最速のウインガーではない。だから、まず我々はこの問題を解決しなければいけない。そこから我々が高速ウインガーとともに、どうプレーすべきか、バランスをとるのか、考えることになる」
左ウイングで抜擢されているリンガードはウェストブロム戦でプレミア初ゴールを決めるなど躍動している。マタも右サイドからチャンスメークしているが、指揮官は高速ウインガーありきの姿勢を崩さず。問題解決に来年1月の移籍市場で新たな補強で解決策を講じることになる。
記事ではユナイテッドが夏の移籍市場でサウサンプトンのセネガル代表FWサディオ・マネの獲得に動いた経緯を指摘。ファン・ハール監督が絶賛しているチェルシーのベルギー代表MFエデン・アザール、バルセロナのブラジル代表FWネイマール、レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルがターゲットとレポートされている。
「私が何を買えるかによる。私はたくさんの選手を買いたいが、欲しい選手すべてが売りに出ているわけではない。たくさんの要素がそこにあるんだ」
就任2年目ですでに500億円を超える補強費をつぎ込んでいるユナイテッドだが、ファン・ハール監督は再び大型補強に執念を燃やしている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images