MF中山雄太が日本代表デビューへ 中田浩二や今野泰幸から受け継ぐ「万能型の系譜」

MF中山とボランチでコンビを組むのはMF柴崎になりそうだ【写真:AP】
MF中山とボランチでコンビを組むのはMF柴崎になりそうだ【写真:AP】

柴崎と2ボランチで代表デビューか 「隣で吸収し、自分の意見も伝え…」

 兼ねてからボランチで勝負したいと語る中山は、チリ戦でボランチとして先発が濃厚となっており、MF柴崎岳(ヘタフェ)と2ボランチを形成すると見られる。「岳くんはA代表の常連で長くやっている。いろんなところを隣で吸収し、なおかつ自分の意見もしっかり伝えながらやっていきたい」と意欲を覗かせた。

 これまでの日本代表には、鹿島アントラーズやマルセイユなどで活躍したMF中田浩二氏、ガンバ大阪MF今野泰幸など屈指のマルチロールが存在し、いずれの選手も代表監督の信頼を勝ち取り、複数のポジションをこなしてチームに貢献した。中山も偉大な先人たちに比肩するユーティリティー性を備えており、「万能型の系譜」に名を連ねようとしている。

 左足から放つ長短のパス、機を見た攻撃参加、攻守のバランス感覚などセールスポイントは多い。2020年東京五輪世代の中軸を担う男が、いよいよ日本代表として第一歩を刻もうとしている。

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