ブラジル大苦戦から一変…後半3発で快勝発進 12年ぶり優勝へコウチーニョ2発、エベルトン豪快弾

MFコウチーニョが2ゴールを奪う活躍を見せた【写真:Getty Images】
MFコウチーニョが2ゴールを奪う活躍を見せた【写真:Getty Images】

コパ・アメリカ開幕戦、ボリビアに前半無得点で大ブーイングも…後半に攻撃陣が爆発

 コパ・アメリカ(南米選手権)の開幕戦、FWネイマール不在の開催国ブラジルがまずは大会初白星を挙げた。ボリビアとのグループリーグ初戦、前半こそ低調だったものの、後半立ち上がりにMFフィリペ・コウチーニョが3分間で2ゴールを挙げ、3-0で勝利した。

 婦女暴行疑惑も浮上しているネイマールが、負傷により大会を欠場したブラジル。エース不在ということもあってか、前半は守りを固めるボリビアの前に有効な攻撃の手段を示せずスコアレスで終えた。ハーフタイムを迎えた瞬間、スタンドのファンから大ブーイングを浴びるほどの低調な内容だった。

 しかし後半、セレソンがようやく目を覚ます。開始早々の2分、FWリシャルリソンの放ったシュートがボリビアDFフシノの手に当たり主審がゲームを止める。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によってPK判定が下り、ブラジルにとってはまたとないチャンスを迎える。この大事なキッカーを務めたのはMFコウチーニョ。相手GKにコースを読まれたものの左に蹴り込んで、待望の先制点をゲットした。

 この一撃で目を覚ましたコウチーニョが、立て続けにスコアを動かす。後半8分、FWロベルト・フィルミーノが送った右サイドのクロスに対してコウチーニョが珍しいヘディングシュートを叩き込み、この日2点目をゲット。2018-19シーズン、所属するバルセロナで批判の目を向けられた男が結果を残した。

 この2ゴールで緊張から解放されたブラジルは、アヤックスで売り出し中のFWダビド・ネレス、途中出場のFWガブリエル・ジェズスらがトリッキーな動きで相手マーカーを翻弄する場面も。そして同41分にはこちらも途中出場のFWエベルトンが左サイドからカットインし、マーカー3人を無力化しての強烈なシュートをゴール右隅に突き刺し3点目。鮮やかなゴラッソで試合を締めくくった。

 停滞した前半の出来こそ気になるところだが、選手層の厚さを見せつけたセレソンが、2007年以来9度目の大会制覇に向けてまずは勝ち点3を確保した。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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