13日からコパ・アメリカ初戦チリ戦に向けたトレーニングを開始

　森保一監督率いる日本代表はコパ・アメリカ（南米選手権）に参戦するなか、現地時間13日にサンパウロ市内で初日のトレーニングを実施し、　MF渡辺皓太（東京ヴェルディ）とDF菅大輝（北海道コンサドーレ札幌）の2選手が別メニュー調整となった。森保監督は「まだ報告は聞いていないですけど……」と切り出しながらも、泰然自若とした様子を見せている。

　ゲスト国としてコパ・アメリカ参戦が決まった日本は、17日にグループリーグ初戦でチリと激突。20日にウルグアイ、24日にエクアドルと対戦する。12日に現地入りし、13日からトレーニングを開始した。

　ランニングや柔軟体操などから全体トレーニングが始まったなか、GK組とフィールドプレーヤー組に分かれてメニューを消化。そのなかで渡辺と菅がチーム全体から離れて別調整となった。渡辺と菅は2人とも軽めのランニングやパス交換で体を動かし、ボールを蹴る姿も見せており、大事には至っていないようだ。

　トレーニング後、指揮官は「こっちに来る前に怪我をしている選手で、大会でのプレーに支障はないだろうということで報告は受けています」と説明。「チェックしてから大会に臨むというところで2人は別メニューとなりました」と付け加えている。

　初日のトレーニングを終えてからチェックの予定となっており、森保監督も「結果はまだ聞いてないですけど……」としながらも、「2人ともしっかり走れていましたし、大丈夫かなと思います」と落ち着いた口調で話している。

　渡辺と菅にとって、今回が初のA代表選出であり、出場への意気込みは強い。チリ戦まで残りの準備期間はわずかだが、明日は全体練習に加われるだろうか。