ベンゼマの弁護士が脅迫事件への関与を否定 「彼は仲裁に入っただけ」
地元メディアの報道内容は「間違い」
レアル・マドリードFWカリム・ベンゼマが、フランス代表の同僚の映ったセックス・テープを巡る脅迫事件で4日に逮捕されたが、ベンゼマの弁護士は事件への関与を否定。フランス代表MFマテュー・ヴァルブエナ(リヨン)が映ったセックス・テープによる脅迫事件の仲裁に入っただけと強調している。仏スポーツ紙「レキップ」が報じている。
ベンゼマはパリ近郊のベルサイユの警察署で身柄を拘留された。恐喝罪と共謀罪で起訴されたが、現在はチームに戻り、練習を再開している。
地元テレビ局などのメディアはベルサイユ警察への取材で、2006年に強盗容疑で逮捕されたカリム・Zという男性容疑者との、「心配するな。彼(ヴァルブエナ)には選択の余地はない。オレが彼に再考させる。彼は払うだろう」というベンゼマの会話の内容をレポート。これが仲裁を意味するのか、それとも共謀を意味するのかについて警察当局が捜査を進める中、弁護士のシルバン•コルミール氏は「告発の会話内容の報道を読んだが、それは間違っている。彼はその立場に立っていない。友好的な仲裁だった」と主張している。
一方、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長はベンゼマと事情聴取を行い、「善意によるもの」との声明を発表。ストライカーの潔白を支持している。
渦中のストライカーの関与とスキャンダルの全貌は今後の捜査で明らかになる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page 1/1