バロンドール候補のファン・ダイク、今季ドリブル阻止率“100%” 大記録達成も「関心ない」

CL決勝でも鉄壁の守備を誇ったDFファン・ダイク【写真:Getty Images】
CL決勝でも鉄壁の守備を誇ったDFファン・ダイク【写真:Getty Images】

今季出場50試合もドリブルで抜かれた回数は「0」回! 昨季まで遡ると64試合で阻止

 リバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは1対1での守備対応で無類の強さを誇り、今季はシーズンを通して相手にドリブルで抜かれることが一度もなかった。この圧巻のパフォーマンスでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝に貢献し、バロンドール受賞候補とまで言われるようになったが、本人はそうした記録には関心を持っていないようだ。英紙「インディペンデント」が報じている。

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 センターバックの選手がここまで脚光を浴びるのも珍しいことだが、それだけ今季のファン・ダイクの出来が際立っていたということだろう。

 リバプール不動のセンターバックとして、今季はプレミアリーグ全38試合とCL12試合の公式戦計50試合(6得点)に出場。データ会社「オプタ」によれば、その50試合で相手選手にドリブルで抜き去られた回数はなんと0回。まさに鉄壁の守備を誇った。昨季まで遡ると、その記録は64試合まで伸びると伝えている。

 ファン・ダイクも新聞記事などでその記録について知ったようだが、それ自体はさして重要なものではないと感じているという。

「みんながそのことを話しているから気づかないわけではない。でも、僕はそのことにはあまり関心がないんだ。『ドリブルで抜かれたくない』と思いながら、試合に入るわけではないからね。僕はただチームのためにディフェンスをし、チームのためにベストを尽くし、失点したり負けないようにトライしているんだ」

 オランダ代表の一員として、現地時間6日に行われたUEFAネーションズリーグ準決勝にもフル出場。延長120分間を戦い抜き、3-1の勝利に貢献した。9日には“稀代のゴールマシン”であるFWクリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガル代表と対戦。大一番を制しネーションズリーグ初代王者に輝けば、バロンドール受賞にまた一歩近づきそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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