「美しさを目の当たりにする」 元英代表J・コール、“お金を払ってでも見たい選手”は?
元同僚アザールとメッシを“見たい2人”に列挙「フットボールが簡単に見える」
チェルシーなどで活躍した元イングランド代表MFジョー・コール氏が、英紙「ザ・サン」のインタビューで、“お金を払ってでも見たい選手”はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)とベルギー代表MFエデン・アザール(チェルシー)の2人だけだと語った。
現役時代、リバプールにも所属していたコール氏は2011-12シーズンにフランスのリールに期限付きで移籍。そこで出会ったのがまさにスターダムを駆け上がろうとしているアザールだった。
チェルシー、ウェストハムなどで一流の選手らとプレーし、対戦してきたコール氏だが、アザールに出会ってからはすべてにおいて競える選手はただ1人だけだと述べている。
「私がお金を払ってでも見たいと思う選手は世界にそう多くはない。おそらく2人だけ。リオネル・メッシとエデン・アザールだ。エデンはボールを使って人々を魅了する。彼やメッシがプレーすると、ただただフットボールの美しさを目の当たりにする。他の選手が懸命に努力しているようなこともあるが、この2人がやると簡単に見える。もし私が最後の数ポンドしかお金がなく、選手を見せに自分の子供を連れていかなければならなかったら、それはメッシとアザールだろう」
また、かつて一緒のチームでプレーしたアザールについて、「彼のような能力のある選手の多くは、自惚れている。しかし、エデンはものすごく寛大だ。彼がどれだけアシストするのか知っているだろう。私は、彼との最初のシーズンで9ゴールを挙げたが、そのうち6回か7回は彼のお膳立てだった」と、その献身性を称賛。「試合に勝ち、タイトルを獲りたいと考えるが、サッカーはそれだけではない。ファンを冒険に連れて行くんだ。彼は総じて、サッカーのアンバサダーにふさわしい」と続けた。
2012年にリールからチェルシーへ加入したアザールは、7シーズンにわたってエースとして活躍。かねてからレアル・マドリードへの憧れを公言しており、今季終了後にはスペイン移籍が実現すると伝えられている。果たして、来季はどんな“冒険”が待っているのか、その去就に大きな注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)