「勝利に導けるGKに」 広島19歳GK大迫敬介、“和製ノイアー&ブッフォン”への挑戦

6月のコパ・アメリカに臨むA代表への招集も囁かれるが、本人は至って冷静だ【写真:Football ZONE web】
6月のコパ・アメリカに臨むA代表への招集も囁かれるが、本人は至って冷静だ【写真:Football ZONE web】

「A代表に入ったわけでもないので、しっかり現実を受け止めて与えられた環境で頑張る」

 広島は今季、リーグ2位のクリーンシート5回をマークし、失点数も同4位だが、大迫の被シュート数の少なさ(104本/2位)が表すように守備陣のサポートも大きい。セーブ数はリーグ13位(22)、セーブ率も同7位(73.30%)と、大迫はまだまだ成長の余地を残している。

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「前回の仙台戦は自分自身すごく手応えのあった試合でした。ただ、絶対勝ちたいと思った試合で勝利がついてきていないのがここ数試合の現状。自分の中でも自信がついてきたなかで、結果が伴っていないのは悔しい。これで結果がついてくるようになったら、もっと自信もついてくる。チームを勝利に導けるGKになりたいです。目標はノイアーとブッフォン。サンフレッチェ広島の僕以外のGKも全員タイプが違って、それぞれの特徴がずば抜けているので、練習から参考にしています」

 大迫は今回、23日に開幕するU-20ワールドカップ(W杯)に出場するU-20日本代表のメンバーから外れた。6月のコパ・アメリカに臨むA代表への招集も囁かれるが、本人は至って冷静だ。

「U-20W杯はチームを立ち上げた時から目標にしてきたので、行けないのは悔しい気持ちはあります。でも、(代表)スタッフからもメッセージが来て、すごく嬉しかった。チームメートには試合の時にメッセージを送ろうかなと思っています。僕自身はしっかり現実を受け止めるというか、A代表に入ったわけでもないので、与えられた環境でしっかり頑張ります」

 大迫のスケールの大きさに、期待は膨らんでいくばかりだ。

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