「火を噴く一撃」 マンC技巧派レフティー、“右足衝撃ミドル弾”に英騒然「最も美しい」
マフレズが優勝を手繰り寄せるミドル弾 「衝撃的なソロゴール」
マンチェスター・シティは現地時間12日、プレミアリーグ最終節でブライトンと対戦し、敵地で4-1と勝利。リバプールとの熾烈な一騎打ちを制し、リーグ連覇を達成した。大量得点での逆転劇となったが、アルジェリア代表MFリヤド・マフレズのセンセーショナルな右足のミドル弾に海外メディアも「衝撃的なソロゴール」「最も美しい一撃」と脚光を当てている。
2位リバプールとの熾烈な優勝争いを演じてきたシティは、勝ち点95で1ポイントのリードを保って最終節のブライトン戦を迎えたが、前半27分にCKから先制点を与える展開に。しかし1分後の同28分にアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが同点弾を決めると、同38分にはDFアイメリク・ラポルテがCKからヘディングシュートを叩き込み、瞬く間に逆転した。
そして、2-1で迎えた後半18分、マフレズはペナルティーエリア手前でパスを受けると、左足に持ち替えてシュートモーションに入る。相手DFがスライディングでブロックに入るも、鋭いフェイントで置き去りとすると、右足を力強く振り抜いた。矢のように放たれた一撃はゴール右上に突き刺さり、試合と優勝を決定づける3得点目を奪った。
海外メディアもマフレズの鮮烈なミドル弾に注目。英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「マフレズが衝撃的なソロゴール」と見出しを打って報じ、「元レスターのスターはブライトンDFルイス・ダンクを座り込ませた。滑らかなフットワークは完璧なタイミングでのスキルだった」と綴り、「マフレズは顔を上げると、火を噴く一撃で角に突き刺した」と称賛している。
英紙「ガーディアン」は「マフレズは左足で揺さぶった後に右足でトップコーナーへ最も美しい一撃を叩き込んだ」と惜しみない賛辞を送った。シティのウイングは最も激しいポジション争いを強いられ、マフレズも主力の定着に苦戦したシーズンとなったが、最終節のミドル弾を含め、リーグ連覇に貢献してみせた。