ACL16強へ、自力突破“あり”の浦和と“消滅”の川崎 グループ最終節の決勝T進出条件は?

グループ突破に黄色信号の川崎 最終節で勝利し、他会場の上海の結果次第

 一方で、Jリーグを2連覇中の川崎だが、アジアの舞台では苦戦するイメージが色濃い。今季もそれを払拭する成績を残すことはできておらず、1勝2分2敗の勝ち点5、グループ3位で最終節を迎えた。すでに自力突破の可能性が消滅している厳しい状況にあるが、最終節の勝利のみが突破につながる可能性を残している。

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■グループH順位表
蔚山現代(韓国) 勝ち点11/5得点・2失点/+3
上海上港(中国) 勝ち点6/8得点・8失点/0
川崎(日本) 勝ち点5/5得点・6失点/-1
シドニーFC(豪州) 勝ち点3/5得点・7失点/-2

【最終節のカード】(左がホーム)
シドニー×川崎
上海×蔚山

 川崎は勝利すれば勝ち点を8に伸ばすため、上海が引き分け以下だった時には勝ち点で上回って突破が決まる。しかし、川崎が引き分け、上海が敗れて勝ち点6で並んだ場合には、直接対決で1勝1分の成績を残している上海が上位となるため、全体の得失点差で逆転しても上回ることができずに敗退となる。そのため、川崎は敵地での勝利が絶対条件となった上で、すでに1位通過を決めている蔚山が上海とのアウェーゲームで引き分け以上の成績を残すという、やや厳しい他力条件になっている。

 また、シドニーが川崎に勝利し、上海が敗れた場合も勝ち点6で並ぶ。その時、こちらの直接対決は2引き分けであるものの、上海がアウェーゴール数で上回っているためシドニーが2位以内に入る条件は消滅している。そのため、アウェーとはいえ敗退が決定済みのシドニーと対戦できることは川崎にわずかな優位性を残している。

 リーグ優勝による日本の第1代表の川崎と、天皇杯優勝による日本の第2代表である浦和は、ともに最高でも2位通過であり、いずれも韓国勢が首位通過を決めるグループということになった。昨季に鹿島アントラーズが優勝したことで日本勢として2シーズン連続のACL優勝を果たしているだけに、まずはなんとか決勝トーナメントへの切符を勝ち取りたいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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