モウリーニョ監督解任へ加速か アザールPK失敗でチェルシーがリーグ杯敗退

レミーが起死回生の同点弾も報われず

 昨季のリーグカップ王者が早くも姿を消した。チェルシーが27日、リーグカップ4回戦に登場。プレミアリーグのストーク・シティと対戦し、1-1でPK戦に突入したが、最後はエースMFエデン・アザールが失敗し、PKスコア4-5で敗れた。かつてないほどの不振に苦しむチェルシーだが、チームを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は「今日の内容で自信が失われることはない」と、それでも前を向き続けている。クラブの公式ツイッターが、試合後のコメントを伝えている。

 ディフェンディング・チャンピオンとして大会に臨んだ今季だが、敵地での難敵ストーク戦で足元を救われた。浮上のきっかけをつかむためにも、この試合は確実に白星が欲しいチェルシーだったが、後半7分に失点。ゲームはストークの1点リードで推移していったが後半アディショナルタイム、前半に負傷したFWディエゴ・コスタに代わって途中出場したフランス代表FWロイク・レミーがなんとかゴールを決めて、PKに持ち込んだ。

「攻撃的な姿勢を貫き、感情のコントロールもできていた。前半の時点で3、4点差になっていてもおかしくなかった。経験ある相手に1-0でやり込められた感覚だね……。チームは全力を尽くした。私もチームのためにできることをした」

 モウリーニョ監督は試合をこう振り返っている。なかなか得点を奪えなかったが、試合終了間際に執念の同点ゴールでPK戦までもつれ込んだ。しかし、結果的には敗退。「我々はトライして、トライして、トライし続けた。ゴールも決めた。これ以上は何も言えない。勝利に値した」と言う指揮官の悲痛な叫びだけが残った。

 

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