ミラン指揮官が新システムと本田の融合に自信 「彼のニンジャスタイルを生かせる」

サムライから忍者へと変化

 ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督が、28日の本拠地キエーボ戦を前に日本代表FW本田圭佑を新たな4-3-3システムに対して「忍者のプレースタイルを生かせる」と語っている。
 試合前日の記者会見で4試合連続でスタメン落ちの背番号「10」に対する質問が出た。
「ニンジャはいい準備ができているか?」
 インフルエンザで発熱時には「なんて駄目なサムライだ」と語っていた指揮官だが、この日の本田は忍者とされていた。「調子はいい。いい練習ができている」とベンチで耐えしのぶ本田のコンディションは上々と語っている。
「新しい戦術の4-3-3や4-4-2で彼のニンジャスタイルを生かすことができると思う。もっと決定的な仕事をしなければならない」
 4-3-1-2システムのトップ下で黒子や泥仕事の役割を担ってきた本田を評価してきた指揮官だが、システム変更で「自分の家」と自身が語っていたトップ下はなくなった。その黒子的な働きをして「忍者」と言わせたのだろうか。
 リーグ戦で1年以上ゴールから遠ざかっている本田にサムライとしての結果を求めた指揮官だが、忍者のようにベンチで機を待つ時期が続いている。果たして表舞台に立つ場面はやってくるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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