最新版「ベストFWヒエラルキー」を海外メディア選出 「別次元」と評された天才は?

(左から)グリーズマン、ネイマール、メッシ、アザール、スターリング【写真:Getty Images】
(左から)グリーズマン、ネイマール、メッシ、アザール、スターリング【写真:Getty Images】

チャンスメーカーの役割も担うFWをセカンドトップやウイングから選出

 UAE紙「Sport360°」は、各ポジションの選手を4段階の階層に分けてランキング化。これまでGKから順に紹介してきたヒエラルキーも、いよいよFW編に突入する。前提としてFWも2種類に分類され、今回はセカンドトップやウイングを主戦場とする選手が対象。最前線を主戦場とする選手は、最終回の“ストライカー編”として次回に紹介する。

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 第4階層に選ばれたのは、リバプールのセネガル代表FWサディオ・マネとドルトムントのドイツ代表FWマルコ・ロイスだ。マネについては「ブレイクスルーしたシーズン」と称賛。その切れ味鋭いプレーを「レイピア」と表現する同紙は、プレミアリーグでの優勝争いやUEFAチャンピオンズリーグ(CL)での勝ち上がりへの貢献をキャリアハイの活躍と説明している。

 マルコ・ロイスに関しては、「サッカー界で最も不運な選手の1人」とこれまでの大怪我による長期離脱を幾度となく経験してきたキャリアを表現。2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)、2016年の欧州選手権(EURO)フランス大会も負傷により本大会出場は叶わなかった。しかし、今季のロイスは長期離脱がなくコンスタントに試合に出場。それは2015-16シーズン以来のことで、記事では「究極のスキルは幸運と一致しない」とし、タイトルという結果が伴わないことを“不運”と評価しているようだ。

 続く第3階層には、チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールとリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが選出された。今季のアザールはプレミアリーグ第36節終了時点で、13アシストと首位タイの数字をマーク。さらに、ロシアW杯では2番目に優れた選手の証となるシルバーボールを獲得しており、クラブでも代表でも貢献度が高い。記事では「相手を総崩れにする彼のドリブルを見るのは楽しい」と称賛している。

 同じく第3階層のサラーは、昨季52試合に出場し44得点を挙げる驚異的な活躍でスターダムにのし上がった。時を同じくして、CL決勝戦での負傷交代という悲劇も彼の名を押し上げることになったが、今季もプレミアリーグ第36節終了時点で21得点を挙げ、得点ランキング首位に立っている。しかしながら同紙は、「最高の選手の1人だが、真の意味で偉人となっていない」と分析。ビッグタイトルへの貢献でさらなるランクアップが臨めることを告げている。

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