バルサがチェルシーMF獲得へ三度目オファー準備 移籍金は“29億円ダウン”の44億円か
ウィリアン獲得に向けて冬の移籍市場に続き打診へ
リーガ・エスパニョーラで2年連続26回目の優勝を決め、スペイン国王杯、UEFAチャンピオンズリーグとの三冠を目指すバルセロナは、来季に向けた補強としてチェルシーに所属するブラジル代表MFウィリアンの獲得に乗り出すようだ。英紙「ザ・サン」が報じている。
今年1月の冬の移籍市場では、ブラジル人FWマルコムを含めた5000万ポンド(約73億円)のオファーを送ったバルセロナだが、そのオファーは受け入れられなかった。そして今夏、バルサは3000万ポンド(約44億円)で再びオファーを提示するようだ。
移籍金が約29億円も下がった背景には、ウィリアンとチェルシーの契約が2020年6月で満了することがある。1年後、チェルシーは移籍金ゼロでウィリアンを手放さなければならないため、市場価値が下がっており、バルサは可能な限り安値でブラジル代表MFの獲得を目指していく。
今季マウリツィオ・サッリ監督は、ウィリアンをレギュラーで起用してきた。ウィリアンは全公式戦を通じて8ゴールを記録し、チェルシーをUEFAヨーロッパリーグ制覇とプレミアリーグのトップ4入りという2つの目標に近づけている。しかし、ここまでクラブとの契約延長交渉は不調に終わっており、6シーズンにわたって在籍してきたチェルシーを離れる可能性が高まりつつある。
仮にこのオファーを受けることになれば、チェルシーは13年にウィリアンを獲得する際にアンジ・マハチカラに支払った3200万ポンド(約47億円)の移籍金の大部分を回収できる見込みだ。同紙によれば、バルサは昨夏から移籍市場のたびにチェルシーへオファーを送っているという。“三度目の正直”で、ブラジル代表アタッカーをバルセロナに連れて来ることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)