マンU監督、ミス連発の守護神デ・ヘア起用を明言 「ダビドは私の信頼を得ている」
スールシャール監督は「終盤になって不当な理由で見出しを飾っている」と正GKを擁護
マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアは、相次ぐミスで批判の対象となっている。オレ・グンナー・スールシャール監督は不振の守護神を「ダビドは素晴らしいシーズンを送っている」と擁護し、今後も信頼して起用すると明言した。英公共放送「BBC」が報じている。
デ・ヘアは驚異的なセービングでチームを支えてきた。最終ラインの不安定さをカバーする獅子奮迅の活躍を何度も披露してきたが、最近ではチームの不振に引きずられるかのようにミスを連発。4月28日に行われたプレミアリーグ第36節のチェルシー戦(1-1)では、正面に飛んできたドイツ代表DFアントニオ・リュディガーのミドルシュートをキャッチし損ね、こぼれ球をスペイン代表DFマルコス・アロンソに押し込まれた。これでゴールに直結するミスは直近の4試合で3度目となっている。
それでもスールシャール監督は、「ダビドは素晴らしいシーズンを送っている。終盤になって不当な理由で見出しを飾っているが、彼はそれに上手く対応している」と、デ・ヘアへの揺るぎない信頼を口にした。そして、「ダビドは今週も良いトレーニングをしていたよ。彼は(5日開催の次節ハダースフィールド戦も)プレーするだろう」と、継続してスタメン起用することを明かしている。
「ダビドは自信を失っていないし、残りの2試合も楽しみにしている。彼は自分がいかに優れたGKかを証明したいと思っている。長年のパフォーマンスを通して、ダビドは私の信頼を得ている」
今季のプレミアリーグは残すところあと2試合。6位ユナイテッドは勝ち点65で5位アーセナルとは勝ち点1差、4位チェルシーとは3差がついている。来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得圏内の4位入りは厳しい状況だが、最後の巻き返しのためには頼れる守護神の復調は不可欠だ。