心臓発作で入院の元スペイン代表GKカシージャスが現役引退か “復帰困難”と現地紙報道

ポルトGKカシージャス【写真:AP】
ポルトGKカシージャス【写真:AP】

ポルトの情報筋が「再びプレーすることは非常に困難」と指摘

 ポルトガル1部ポルトに所属する元スペイン代表GKイケル・カシージャスが1日、トレーニング中の心臓発作で緊急搬送されたがクラブは命に別状なしと発表した。しかし、選手としては現役引退の可能性が浮上しているとスペイン紙「マルカ」が報じている。

 カシージャスはポルトでのトレーニング中に急性心筋梗塞を発症。そのままポルト市内の病院に緊急入院。クラブは「カシージャスは安定しており、彼の心臓の問題は解決されている」と公式声明を発表した。カシージャスも自身のツイッターを更新し、「すべてがコントロールされている。大きな恐怖を感じたけれど、無事だよ。すべてのメッセージと愛情に感謝を」と綴り、病院のベッドに横たわり、笑顔で左手の親指を立てている自身の写真を投稿している。

 大事には至らなかったが、選手生命の危機であることに変わりはないようだ。スペイン紙「マルカ」は「まだ決定的な診断ではない」と前置きしながらも、「ポルトの情報筋は、カシージャスが再びプレーすることは非常に困難であると指摘」と伝えている。

「ポルトや医療関係者にとって、カシージャスが選手として復帰することではなく、日常生活を過ごせるようにすることが成功となる」と続けており、現時点では選手として戻れる可能性は低いと見られているようだ。「2020年6月まで契約は続くが、現実は変わった。今や選手としてではなく、人としての立場が優先される」と記している。

 カシージャスはレアル・マドリードの下部組織からトップチームに昇格し、16シーズンにわたって“白い巨人”で中心選手としてプレー。通算725試合に出場し、3度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝、5度のリーガ・エスパニョーラ制覇などに貢献した。スペイン代表としてもワールドカップやEURO優勝を経験した名GKだが、このまま現役引退となるのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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