リバプールのクロップ監督の補強リストに意外な名前!? 悪童復帰の可能性は…
名将によってバロテッリ復活はあるか
リバプールの監督に就任して2週間ほどが経ったユルゲン・クロップ監督だが、初めて迎える1月の移籍市場の補強に向け、アタッカーの獲得を考えているようだ。そして、その対象には意外な名前が浮上している。英紙「サンデー・スター」が報じている。
クロップ監督が補強候補としているのが、日本代表FW本田圭佑が所属するACミランのFWマリオ・バロテッリだという。昨季に約30億円の移籍金でリバプールに加入したものの、鳴かず飛ばずだったイタリアの悪童は、スピード違反で逮捕されるなど、ピッチの外での問題行動ばかりが目立っていた。前任のブレンダン・ロジャース監督からは完全に戦力外とみなされ、プレシーズンのアジアツアーにも招集されなかった。
その間、練習場でセグウェイを乗り回す姿が目撃されて、完全にモチベーションを失っていると話題になっていた。
夏の移籍市場最終盤で、古巣のミランへの期限付き移籍が決まった。だが、それもレンタル料は無料で、年俸も少なくとも半額はリバプール側が支払うという完全な厄介払い状態でイタリアへと送り返していた。そして、2週間と経たずにイタリア国内でもスピード違反で逮捕されるなど、ピッチ外でのお騒がせぶりも相変わらずだ。
しかし、クロップ監督は、バロテッリを再度チームに加えることを望んでいるという。すでに代理人のミーノ・ライオラ氏とも接触したとして、契約下にあるバロテッリを冬の移籍市場でリバプールに戻す可能性を報じている。
9月22日のウディネーゼ戦で鮮やかな直接フリーキックを決めて復活の兆しを見せたバロテッリだが、現在はスポーツヘルニアで離脱を繰り返している。本領を完全に発揮しているとはいえない悪童だが、名将クロップの手によって完全復活ということになるのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images