「僕は喋ることにお金をもらってない」 マンU元闘将の“問題”批判にポグバが反撃

(左から)マンチェスター・ユナイテッドMFポグバ、キーン氏【写真:Getty Images】
(左から)マンチェスター・ユナイテッドMFポグバ、キーン氏【写真:Getty Images】

ポグバを「問題」と批判したキーン氏に対して「言いたいことを言えばいい」

 マンチェスター・ユナイテッドは、昨年12月のオレ・グンナー・スールシャール監督の就任後は快進撃を見せたものの、終盤戦を迎えて失速。直近の公式戦10試合を2勝1分7敗と大きく負け越しており、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権が与えられる“トップ4”争いでも苦戦を強いられている。こうした状況のなか、元ユナイテッドのキャプテンであり、OBの元アイルランド代表MFロイ・キーン氏は先日、フランス代表MFポール・ポグバについて「問題」と名指しで批判した。この発言に対してポグバがコメントしたと、米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。

 黄金期のユナイテッドでキャプテンを務め、“闘将”と呼ばれたキーン氏の言葉は今も多くのファンに響く。21日の第35節エバートン戦で0-4と惨敗した試合後、ポグバは敵地グディソン・パークで試合を観戦したファンに「失礼な試合をしてしまった」とコメントしたが、これに対してキーンは「私は彼の言葉を信じない」と切り捨てた。

「この言葉には何も意味がない。想いがこもっていない。彼は自分が言ったことを信じていない。彼は大きな問題だよ。それは間違いない。守備をする際には、全力で走って戻らなければいけない。彼はエバートンとの試合後に、選手間で熱くなる場面があったと言っていたね。でも、私は選手たちがお互いにヘアジェルを投げ合っていたと聞いているよ」

 このレジェンドの発言について、28日に行われた第36節チェルシー戦(1-1)の後にフランスメディア「RMCスポーツ」の取材に応じたポグバは、「何も問題はない」と受け流した。

「彼らはカメラの前で何かを言うことでお金をもらっている。僕はピッチのなかで起きることに集中しているよ。彼らは言いたいことを言えばいい。それに対してお金をもらっているのだからね。僕は喋ることにお金をもらっていない。ピッチに立ち、チームのために戦うことで、お金をもらっている。それだけだよ」

 レアル・マドリードからの引き抜きなども報じられるポグバ。それを阻止するために、ユナイテッドは、より重要な役割をポグバに与えることも考慮しているという。かつてキーン氏も巻いたキャプテンマークを、ポグバが巻く日は訪れるのだろうか。

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