「他のどこにも行きたくない」 去就注目のバルサMF、優勝決定直後に残留懇願
放出候補と噂のMFラキティッチが“生涯バルサ”希望 「もう3年はここにいると…」
バルセロナは現地時間27日のリーガ・エスパニョーラ第35節レバンテ戦に1-0で勝利し、2年連続26回目のリーガ・エスパニョーラ優勝を決めた。歓喜に沸いたなかクロアチア代表MFイバン・ラキティッチは、「他のどこにも行きたくない」と残留を懇願する発言をしたと、スペイン紙「マルカ」が伝えている。
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バルセロナは勝てば優勝となる一戦で、次週に控えるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝のためにアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを温存。中盤はラキティッチ、ブラジル代表MFアルトゥール、チリ代表MFアルトゥーロ・ビダルで構成された。その3人の中盤を中心として常にゲームを支配し多くの決定機を作り出したが、ゴールを奪うことができずに前半を終えた。
後半に入りメッシを投入したバルセロナは、ゴールへ向かう勢いを増してラキティッチも積極果敢にシュートを狙っていった。そして後半17分にメッシが決めて先制したバルセロナは、レバンテの反撃をしのぎ切り1-0で勝利。カンプ・ノウで26回目となる優勝を決めた。
今夏に向けた補強や新スタジアムの建設費など資金調達が必要と言われるバルセロナは、連覇に大きく貢献したラキティッチも放出候補に入れていると噂されている。しかし、この試合後のコメントでラキティッチは生涯バルサにいたいと宣言。残留希望の意思を示している。
「私は他のどこにも行きたくない。クラブ、会長、監督、そしてファンと同じようにこの光景(優勝の瞬間)を見られることを願っている。もう3年間ここで過ごそうと言ってくれることを望んでいる。契約上はまだここにいることが可能だし、もう3年はここにいると宣言したい。サッカー界では何が起こるかわからないけど、私はすべてに対して落ち着いている」
昨夏のロシア・ワールドカップでの活躍もあり、市場価格が高騰していると言われるラキティッチは引く手数多の人気銘柄と言える。しかし、本人はバルセロナ残留希望を明言。今後のクラブとの交渉が注目される。