レスターFWヴァーディ、“ビッグ6キラー”ぶりを発揮 アーセナル戦2ゴールで撃破
アーセナル戦で3-0勝利に貢献、その他の上位クラブからゴールで抜群の決定力を発揮
レスター・シティの元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが相変わらずの“ビッグ6キラー”ぶりを発揮した。28日に行われたプレミアリーグ第36節アーセナル戦で真骨頂の裏抜けからクロスバーとのワンツーを成功させたゴールなど、2得点の活躍を見せて3-0の勝利に大きく貢献した。
本拠地キングパワー・スタジアムにアーセナルを迎えた一戦。前半36分にアーセナルMFエインズリー・メイトランド=ナイルズが退場処分となって数的優位に立ったレスターは、後半14分に右サイドからMFジェームズ・マディソンが挙げたクロスをベルギー代表MFユーリ・ティーレマンスが頭で合わせて先制した。
そして、終盤にはヴァーディによるゴールショーが開演となった。同41分、GKカスパー・シュマイケルのロングフィード一本で最終ラインの裏に抜け出すと、飛び出したGKベルント・レノの頭上を抜くシュート。ボールはクロスバーに当たったが、その跳ね返りをヘディングで流し込んだ。さらにアディショナルタイム5分にはドリブル突破でアーセナル守備陣を切り裂いたMFリカルド・ペレイラの折り返しからダメ押しのゴールを奪った。
ヴァーディはこれでプレミアリーグの対アーセナル戦8得点目。他のどの相手よりも多く得点を決めている。それだけでなく、リバプールから7得点、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、トットナムから5得点、チェルシーから4得点と“ビッグ6”と形容される上位クラブ相手に対して抜群の決定力を発揮している。相手に攻め込まれる時間帯が長いが、その分、前掛かりになった相手に自慢のカウンターが効いている。
ヴァーディの活躍もあって勝利したレスターは勝点を51とし、リーグ8位に浮上。一方、3試合連続3失点で3連敗を喫したアーセナルは5位で足踏み。今節チェルシー(4位)対マンチェスター・ユナイテッド(6位)戦の結果次第では6位転落の可能性ある。