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海外メディア選定の“ベストSBヒエラルキー” リバプールとバイエルンから複数選出
パス能力やゲームメーク力も要求される現代のSB 8選手を4階層に分けて紹介
近年のサッカーにおいて、サイドバック(SB)の役割は大きく変化している。以前は、守備力があって効果的に攻撃参加できれば問題なかった。しかし現代では、必要とあらば後方からMFとしてプレーしたり、創造的なパスを要求されたりする。UAE紙「Sport360°」は、そういった多くの役割を担うことになった現在のSBをレベルごとに4段階の階層に分けて紹介している。
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第4階層には、マンチェスター・シティのイングランド代表DF カイル・ウォーカーとバイエルンのオーストリア代表DFダビド・アラバが選ばれた。ウォーカーに関しては、ここ2シーズンでのレベルアップを評価。ジョゼップ・グアルディオアラ監督によって、パスの能力とゲームメーク力が向上したことを挙げている。さらに、イングランド代表のギャレス・ サウスゲイト監督によって、ロシア・ワールドカップ(W杯)時には3バックの1人として起用されたことにも触れ、それが大きな自信となっているようだと説明している。
アラバは、一時はヨーロッパの中で最高のSBだったと同紙は紹介。しかし、チームメートのドイツ代表DFヨシュア・キミッヒの出現によって、同クラブ内でも最高と言えるかどうか危うくなったと分析している。デュエルやパスカットに優れるアラバは、オーストリア代表ではフリーキックの絶対的なキッカーとしての役割も担う完成された選手と言える。
続いて第3階層には、リバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドとレアル・マドリードのスペイン代表DFダニエル・カルバハルが選出されている。クラブの下部組織出身のアレクサンダー=アーノルドは2016年にトップチームデビューを果たした。攻撃力には目を見張るものがありながらも、守備力には不安が残ったが、今季はそれを改善。持ち前の攻撃力にも磨きをかけている。
そしてカルバハルについては、リーダーシップ能力の向上が印象的として評価している。数シーズン前に世界最高の右SBと主張していた頃にその力はなかったが、大きな負傷からも回復しフォームを取り戻しつつある。今季は何よりもリーダーシップが急成長していて、彼がクラブへの愛を語るときには威光さえ感じることがあると称賛している。