ブンデスが伝統を破り日程変更 ELとCL出場権を争うフランクフルトの疲労を考慮

ELで準決勝に駒を進めているフランクフルト【写真:Getty Images】
ELで準決勝に駒を進めているフランクフルト【写真:Getty Images】

同日同時刻開催となるラスト2節の日程を変更 CL出場権を争う他チームより1日分猶予

 元日本代表MF長谷部誠の所属するフランクフルトは、UEFAヨーロッパリーグ(EL)で準決勝に駒を進めている。また、リーグ戦でも第30節終了時点で4位につけ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内のトップ4争いを繰り広げている。英紙「デイリー・メール」によると、ブンデスリーガは躍進著しいフランクフルトのために、伝統を破って試合日程の変更を行うという。

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 フランクフルトは4月22日に行われたブンデスリーガ第30節を終えて、リーグ戦の成績を15勝8分7敗として勝ち点53で4位につけている。来季のCL出場権を獲得できる4位以内でのフィニッシュに向けて順調な航海を続けているが、リーグ戦を残り4試合として5位ボルシアMGとは勝ち点2差、6位ホッフェンハイムとは3差と、全く油断ができない状況だ。ELでは準決勝に勝ち上がり、ヨーロッパを舞台とした戦いにドイツ勢として唯一生き残っているチームとなる。そのため予断を許さないリーグ戦の間に、プレミアリーグの強豪チェルシーとの試合が2試合も組み込まれている現状だ。

 そうしたなか、ブンデスリーガは過密日程のフランクフルトに配慮し、リーグの伝統を破ってスケジュール変更を行うという。当初は5月2日にEL準決勝第1戦のチェルシー戦、5月5日に第32節レバークーゼン戦、5月9日にEL準決勝第2戦、5月11日に第33節マインツ戦、5月18日に第34節バイエルン戦、そしてEL準決勝を勝ち上がれば決勝は5月30日に予定されていた。これまでのブンデスリーガの伝統では、リーグ戦のラスト2試合は公平を期すために同日同時刻開催となっていた。しかし、今季はそれを変更。現地時間5月11日午後3時30分キックオフ予定だった第33節マインツ戦が、5月12日午後6時キックオフに変更されることになった。

 これはフランクフルトが5月9日に行うEL準決勝第2戦での疲労を考慮した措置だという。ヨーロッパを舞台としたカップ戦のタイトルとCL出場権争いのレースを同時に戦うフランクフルトに対して、リーグも全面的にバックアップする構えのようで、CL出場権を争う他チームより1日分の猶予が与えられることになった。

 フランクフルトは最終節にバイエルン・ミュンヘンとの戦いを残すなど、最後の最後まで気の抜けない戦いが続く。35歳を迎え充実の時を過ごす長谷部、ビッグクラブも注目するほど大ブレークしたセルビア代表FWルカ・ヨビッチらを擁するフランクフルトは、シーズンを良い形で締めくくることができるのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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