「ロケット・マン」 “プレミア最速弾”に反響続々「彼自身、幸運を信じられないよう」
夫人も喜び「とても誇りに思う」 ツイッターでは名前にかけて“大喜利”状態に
キックオフから「7秒69」で生まれたプレミアリーグ史上最速ゴールに、続々と反響が寄せられている。現地時間23日に行われたプレミアリーグ第31節、ワトフォード対サウサンプトンの一戦で、サウサンプトンのFWシェーン・ロングがキックオフ直後にゴールを奪い、これが今までのプレミア記録を2秒以上も上回ることになった。
ワトフォードがキックオフと同時にボールをDFクレイグ・キャスカートまで下げると、ロングは一目散にダッシュ。前線にロングボールを蹴ろうとしたキャスカートまで一気に詰め、カットに成功した。そのままドリブルでボールを前に運ぶと、GKの飛び出しも冷静に見極めてループシュート。開始わずか「7秒69」でネットを揺らしてみせた。
英紙「ガーディアン」は「ロングはゴールセレブレーションで、腕を広げて敬礼のようなポーズを取っていた。彼自身、その幸運を信じられないようだった」と表現し、ゴールを決めた本人にさえ信じがたいゴールとなったことを報じた。ロングの母国アイルランドメディアも記録について大きく報じており、英紙「ザ・サン」アイルランド版はロングに「ロケット・マン」とニックネームを与え、“最速弾”の記録を称えている。
さらにロングの夫人カイリアさんも、自身のインスタグラムで夫のゴールを祝福。「ザ・サン」は「プレミアリーグ最速のゴールなんて! とても誇りに思う」というカイリアさんのコメントを伝えている。
また、データ分析会社「オプタ」が公式ツイッターで「わずか7秒、ワトフォード戦でのシェーン・ロングの一撃はプレミアリーグ史上最速。記録」と伝えると、“長い”を意味するロングの名前とかけて返信欄は“大喜利”状態に。「長くはかからなかったね」「次の記録更新までは長い時間が必要だろう」などのコメントが寄せられていた。
なお、試合はサウサンプトンが1-0のリードをキープしながら進めたものの、終了間際にワトフォードに同点弾を許して引き分け。サウサンプトンはリーグ戦3試合を残し、降格圏の18位カーディフと勝ち点6差の16位となっている。