チェルシーが狙う「マティッチ二世」 争奪戦を避け1月の移籍市場で先手を打つか

19歳の大型ボランチ マンUも調査を進める

 チェルシーが1月の移籍市場で、「新型マティッチ」と称されるセルビアの19歳の大型ボランチ獲得に動いていることが明らかになった。英地元紙「デイリー・テレグラフ」が報じている。

 チェルシーが触手を伸ばしているのは名門レッドスター・ベオグラードのMFマルコ・グルジッチ。A代表経験はまだないが、チェルシーの大型ボランチでセルビア代表MFネマニャ・マティッチの二世と期待されている。身長190センチの巨漢で、今年ニュージーランドで行われたU-20ワールドカップにも出場している。

 チェルシーは300万ポンド(約5億7000万円)の移籍金で獲得可能と踏んでいる模様だが、マンチェスター・ユナイテッドもスカウティングを進めており、争奪戦に参戦してくる可能性もある。そのため1月の移籍市場でグルジッチを獲得し、今季終了まではひとまずレッドスターへ期限付き移籍してプレーさせる計画が浮上している。

 昨季プレミアリーグでベストイレブンに入る活躍を見せ、プレミアリーグの優勝に貢献したマティッチ。そんな大型ボランチの後継者と言われる才能を手にできれば、チェルシーにとっては今後数年間を見据えた上でも、大きな戦力アップになるのは間違いないだろう。

 一方でチェルシーは、世界中から若い才能を青田買いして集めており、その結果、出場機会を失った33人もの選手を各国にレンタル移籍で放出している。これについてイングランドプロサッカー選手協会のゴードン・テイラー会長は、過剰にタレントを買い漁るチェルシーの手法を「人間倉庫」と批判している。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング