本拠地デビューのクロップ監督 リバプール初勝利は逃すも「98%はOK」

「今日の試合でやったことを続けるだけ」

 そして、48歳のドイツ人指揮官は、自らのチームの出来にも概ね満足といった様子で試合を振り返った。

「今夜、我々はもっと上手くできたはずだ。それでも自分たちの時間を作り、クリスティアン(・ベンテケ)のシュートもポストを叩いた。他にもいくつかのチャンスがあった。最終的にはそれ以上の得点はなかった。だから、私は『98%はOK』と言うよ。パーフェクトではない。残りの2%、決定的な部分で、我々はミスをした。それが今夜の問題点だ」

 本拠地での初勝利はおあずけとなった。就任から2戦連続の引き分けとなり、”クロップ・リバプール”にはまだ歓喜の瞬間は訪れていない。

「今日はマスタークラスというわけではなかった。だからといって、人生最悪ということでもない。次のゲームでハードワークをするだけだ。今日の試合でやったようなことを、次も続けることだ」

 クロップ監督は勝利を求めて、すでに次なる戦いに目を向けていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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