本拠地デビューのクロップ監督 リバプール初勝利は逃すも「98%はOK」

数的優位に立ちながら2点目を奪えず

 リバプールのユルゲン・クロップ監督が、UEFAヨーロッパリーグのグループステージB組の第3節ルビン・カザン戦(ロシア)で、本拠地アンフィールドデビューを飾った。試合は1-1の引き分けに終わり、初勝利こそ逃したが、指揮官は「98%はOK」と内容についてはまずまず手応えを感じている様子だった。クラブの公式サイトが伝えている。

 前半15分、ルビンのFWマルコ・デビッチがロングボールに反応しリバプールの最終ラインの背後を突く。この31歳のウクライナ代表FWはDFナサニエル・クラインを右手で押さえながらボールをうまくコントロールし、右足のシュートでシモン・ミニョレの守るリバプールゴールを破り、アンフィールドを沈黙させた。

 それでも、ルビンに退場者が出た直後の前半37分、フィリペ・コウチーニョのFKから、相手DFがクリアしきれなかったボールがMFエムレ・ジャンの元へ転がり、これを押し込んで同点に。その後は数的優位に立ちながら勝ち越し点を奪えず、ホームでドローとなったが、クロップ監督はまず対戦相手のルビンのことを称えていた。

「みんなが目にしたように、彼らは決して悪いチームではなかった。とても経験があり、ボールを保持している時にとてもクールなチームだった。長い時間ボールを持っていたわけではないが、素晴らしかった」

 

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