リオ五輪への“最終兵器” 空気を読まない浦和の突貫ドリブラーがサバイバルに参戦

手倉森JAPAN初選出

 浦和の若手スピードスターが、来年のリオ五輪へのラストチャンスをつかんだ。

 手倉森誠監督が率いるU-22日本代表に初選出されたMF関根貴大は、浦和ユースから昇格して今季2年目。A代表経験者や、タイトル獲得メンバーがズラリと並ぶ浦和の中でレギュラーをつかみ、17日のG大阪戦ではプロ2年目にしてJ1通算50試合出場を達成している。そんな関根だが、不思議とこの五輪を目指す代表チームには縁がなく、これが初選出となった。

 「呼ばれたことはうれしいですね」と、関根は淡々とした口調で語った。浦和で右アウトサイドを主戦場とし、抜群の加速力を生かしたドリブル突破が最大の武器。右サイドでのプレーをスムーズにするために、左足で持ち運ぶドリブルも身につけ、メキメキと実力を伸ばしてきた。

 ヘルタ・ベルリンへ移籍した浦和ユースの先輩である原口元気がかつてつけた背番号24を今季から受け継ぎ、躍動した。チームが無敗優勝を飾ったファーストステージでは、第11節仙台戦から3試合連続ゴール。浦和にとって久しぶりのタイトル獲得に欠かせない存在になった。

 しかし、一気に階段を駆け上がってきた感のある20歳は、今は少しスランプといえる状態にある。特に、J1で50試合出場の節目となったG大阪戦では、持ち前の積極的な仕掛けが影をひそめた。結局、関根はハーフタイムで交代。チームも1-2で敗れ、悔しさの残るメモリアルゲームになった。

「ある意味、忘れられないゲームになりました。うまくいかないときはあると思うけど、あまりにも自分で悔しさが残る。やらないといけないと感じた部分がありますし、そういう一つひとつの思いや感じたことを無駄にせず、次のステップに進みたい。今持っている力を出し切れるように、今まで以上にやっていかないと。なかなか思う通りにはいかないし、チーム全体としてもそれぞれ思うところがある。良いときに比べれば、今は良くない。ここから、一歩先に進めるようにやっていきたい」

 

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