バイエルン、19歳イタリア代表FW争奪戦に名乗り 移籍金63億円を準備と地元紙が報道
今季ブレークしたローマMFザニオーロの去就は? 財政難で苦しむクラブの成績次第
現在ブンデスリーガで首位に立つバイエルンは、来季に向けて大型補強を計画していると言われている。その補強策の一つとして、数多くのビッグクラブが狙っているローマの新星イタリア代表MFニコロ・ザニオーロの獲得に、5000万ユーロ(約63億円)を準備すると、ドイツ紙「ビルト」の記事を引用してイタリアのサッカー専門サイト「フットボール・イタリア」が報じている。
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1999年7月2日生まれのザニオーロは、今年2月に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ローマ対ポルトの第1戦(2-1)で、2得点を挙げて一気に名を上げた。それ以前の昨年9月に、セリエA未デビューにもかかわらずロベルト・マンチーニ監督がA代表に招集。セリエA未経験でのA代表選出は史上4人目となる大抜擢で話題となっていた。
今季インテルからローマに移籍したことで一気にスターダムにのし上がってきた新星には、すでにユベントス、マンチェスター・シティ、レアル・マドリード、パリ・サンジェルマンといった名立たるビッグクラブが関心を寄せていると言われている。その獲得競争に対して新たに名乗りを上げたのが、ドイツの絶対王者バイエルンだった。
「ビルト」紙によると、バイエルンは元オランダ代表MFアリエン・ロッベンや元フランス代表MFフランク・リベリーなど、これまでチームを支えてきた主力が退団することから来季に向けて大型補強を計画しているという。同時にチームの若返りも図るようで、19歳と若いザニオーロに目をつけたようだ。多くのライバルに競り勝つため、バイエルンは移籍金として5000万ユーロ(約63億円)を準備し、ローマへオファーを提示すると報じている。
財政状況が厳しいローマはCL出場権を逃すと、来季の収入が激減し選手を放出しなければならないと以前から報じられていて、その場合の有力候補はザニオーロだと言われていた。第32節終了時点で4位のミランを勝ち点差1で追っているローマはザニオーロを保持したいと望んでいるようだが、その去就は今季の結果に委ねられているのだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)