コスタ“暴言”退場…シメオネ監督は主審の判定に皮肉 「トーレスの退場後は誰でも…」
バルサとの天王山で痛恨の一発退場、0-2敗戦で逆転優勝が遠のく
今シーズンのリーガ・エスパニョーラの覇権を巡る大一番、首位バルセロナと2位アトレチコ・マドリードの第31節が現地時間6日に行われ、バルサが2-0で勝利した。これで残り7試合で勝ち点差が「11」に広がり、バルサが連覇に大きく近づいた。
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この一戦で試合展開を大きく分けたのは、アトレチコ・マドリードのスペイン代表FWジエゴ・コスタが一発退場となったシーンだ。スペイン各紙もこの退場劇に注目しており、ディエゴ・シメオネ監督はFWフェルナンド・トーレス(現サガン鳥栖)が受けた過去の出来事を掘り返してレフェリーを皮肉ったと伝えている。
バルサが押し気味に進めた試合展開のなか、その流れに拍車をかけたのが前半28分の出来事だ。ジエゴ・コスタが相手選手と交錯したもののファウルを取ってもらえなかったことを不服として主審に食ってかかった瞬間、レフェリーがレッドカードを提示。アトレチコは残りの約60分間を10人で戦うことに。GKヤン・オブラクのビッグセーブ連発でなんとか凌いでいたが、最後は後半40分にFWルイス・スアレス、同41分にFWリオネル・メッシの一撃は防げず、リーガ逆転優勝は大きく遠のいた。
スペイン紙「AS」によると、ジエゴ・コスタが審判に対して吐いた暴言はスペインでタブーとされているものだったという。それについてスペイン紙「マルカ」は、シメオネ監督の記者会見でのコメントを紹介。「レフェリーに尋ねたよ。コスタが言っていないとしたことを、主審は言ったと話している。ジエゴは認めていないけどね」と話すとともに、こうも話している。
「レフェリーに侮辱があったのなら、それは正当なレッドカードだよ、でもその基準は常に同じじゃない。彼らはフェルナンド・トーレスをピッチから送り出したこともある。トーレスは……(アトレチコの)アイコンだった。その後、誰でも退場させることができる」