メッシの技あり“パネンカPK”、全8アングル動画に反響 「完璧」「ラモスのほうが上手い」
CL公式SNSが16強リヨン戦で決めたチップキックによるPKに再脚光
サッカーの試合において、観る者の視線が1点に集中するシーンの一つと言えばPKだろう。GKと1対1で対峙し、勝敗を左右するシュートを放つキッカーには大きな重圧がかかるが、まるで相手GKを嘲笑うかのようなチップキックを選択し、見事に成功させる選手も多い。世界トップレベルの試合において、歴史上初めて成功させた人物の名を取り“パネンカ”と呼ばれるこのキックを、今月成功させたのがバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシだ。
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現地時間13日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、リヨンとの第2戦に臨むと、前半16分に獲得したPKの場面で、キッカーを務めたメッシは華麗な“パネンカ”で先制点を奪い、5-1と大勝した試合でゴールラッシュの口火を切った。
CL公式インスタグラムとツイッターでは、この“パネンカ”PKが決まったシーンを、会場に設置された全8アングルのカメラで捉えた映像を編集し公開。さまざまな角度から見ることによってボールの回転やコース、助走時にGKの動きをしっかりと確認するメッシの姿などがよく分かり、再生回数はすでに230万回を突破している。この技あり弾に再び脚光を当てると、コメント欄には「輝かしい」「史上最高のキング」「完璧なパネンカ」「優れたトリックだ」など、ファンから称賛の声が上がった。
それと同時に、宿命のライバルであるレアル・マドリードに所属するスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが、23日のノルウェー戦(2-1)で決めた“パネンカ”PKを引き合いに出し、「ラモスが最高のパネンカPKキッカーだ」「ラモスのほうが上手くやった」「パネンカの達人はまだセルヒオ・ラモスだ」など、メッシと比較するコメントも続出。さらに「ジダンの2006年」「私が見た中で最高のパネンカはフランチェスコ・トッティのものだ」など、過去のパネンカPKを挙げる者もいた。
いずれにしても緊迫するPKのシーンでチップキックを選択し、きっちりと決めきるところに、「史上最高の選手」と称されるメッシの凄みがある。全8アングルの映像は、そんな技あり弾を堪能できるものとなっている。
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