ファルカオ&ハメス、日本戦の決勝ゴール後に見せた同僚MFへのゴールパフォに海外注目

(左から)コロンビア代表FWファルカオ、MFハメス・ロドリゲス【写真:AP】
(左から)コロンビア代表FWファルカオ、MFハメス・ロドリゲス【写真:AP】

決勝弾のファルカオ、ハメスとともに負傷したキンテーロのユニフォームを掲げるジェスチャー

 日本代表は22日に行われた国際親善試合で、コロンビア代表に0-1で敗れた。主将FWラダメル・ファルカオ(モナコ)が決勝点となるPKを決めた後、MFハメス・ロドリゲス(バイエルン)とともに負傷離脱中の同僚のユニフォームを掲げるゴールセレブレーションを行い、これに「AS」コロンビア版が注目している。

 日本はA代表初招集となったFW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)が1トップに入り、昨夏のロシア・ワールドカップ(W杯)以来の代表復帰を果たしたMF香川真司(ベジクタシュ)はベンチスタート。一方のコロンビアはファルカオ、ハメスを筆頭にDFダビンソン・サンチェス(トットナム)ら主力が先発に名を連ねた。

 序盤から互いにチャンスを作り出すもネットを揺らせず、スコアレスで前半を折り返す。試合が動いたのは後半18分、途中出場のFWドゥバン・サパタ(アタランタ)のシュートに反応したDF冨安健洋(シント=トロイデン)のブロックがハンドの判定を取られ、コロンビアがPKを獲得。これをファルカオが決め切り、同国代表の最多得点記録を更新する33ゴール目を記録して先制点を奪った。

 ゴール直後、タッチライン際へ向かうと、駆け寄ったハメスとともに、あらかじめ用意していた背番号「20」の記されたユニフォームをカメラに向かって掲げた。それは、MFフアン・キンテーロ(リーベル・プレート)のものだった。

 キンテーロはロシアW杯グループステージ初戦の日本戦(1-2)で、前半39分に壁下を通す見事なFKで同点ゴールを決めた。今回の遠征にも招集されていたが、17日に行われたリーグ戦第23節インデペンディエンテ戦で左膝の前十字靭帯を負傷し、招集離脱を余儀なくされていた。

 長期離脱の可能性も高いキンテーロを励ますためのゴールセレブレーションを行ったファルカオとハメス。記事では「ファルカオがキンテーロにゴールを捧げる」との見出しを打って報じ、「キンテーロの幼少期からの友人でもあるハメスもセレブレーションに参加した」と紹介している。キンテーロ不在はコロンビアにとって痛いものの、チームとしての結束力を示し、負傷中のキーマンに勝利を捧げた。

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