長期政権を狙うマンU暫定監督 3選手を“来季構想外”、今夏放出と英紙報道
スールシャール監督が今夏の移籍市場へ準備 バレンシア、ロホ、サンチェスを放出へ?
マンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール暫定監督はシーズン終了後、正式監督に就任し、長期にわたってクラブの指揮を執るイメージを膨らませていることを認めた。英紙「デイリー・ミラー」は、3人の選手が指揮官の今後の構想に含まれていないと指摘している。
ユナイテッドから正式な監督就任のオファーこそないものの、チームを立て直したスールシャール暫定監督は、選手たちからも支持を集めている。ユナイテッドはドルトムントのイングランド代表FWジェイドン・サンチョの獲得に動いているとされるが、彼の獲得についてもスールシャール暫定監督の意見が反映されていると記事では伝えている。
新たに獲得する選手について言及する一方で、誰をチームに残すべきかの話し合いも進んでいるようだ。
一人目は、クラブのキャプテンでもあるエクアドル代表DFアントニオ・バレンシア。今季終了とともに契約が満了するが、契約延長のオプションは行使されない見込みだ。また、アルゼンチン代表DFマルコス・ロホ、チリ代表FWアレクシス・サンチェスも、来季はオールド・トラッフォードを離れている公算が高いという。
スールシャール暫定監督は、バレンシアの年齢と負傷の多さを指摘。契約延長のオファーを出さずに、チームを去る許可を与える見込みのようだ。また、同じく怪我の多いロホも、5番目のセンターバックとなっている。週給40万ポンド(約5800万円)の給与を得ているサンチェスは、アーセナル時代のパフォーマンスを披露することができていない。
スールシャール暫定監督は、この3人を今夏の移籍市場で放出し、新たな選手を獲得する余地と資金を確保したいと考えているという。果たして残りのシーズンで3人は自らの価値を証明し、指揮官の考えを覆せるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)