インテル&ユーベ「歴代10番」トップ10 3つの視点からイタリアメディアが選出

3年連続バロンドールの”将軍”が栄えある1位

 10月18日にインテルとユベントスによる“イタリアダービー”が開催される。この対戦は2005-06シーズン後に、ユベントスがいわゆる「カルチョ・スキャンダル」によってセリエBに降格するまで、一度もセリエAの座から落ちたことのないチーム同士の対戦だったことから名づけられた。

 その2つの名門における歴代の背番号10には、多くの世界的な名手が名を連ねている。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」では、ダービーを前に「3つのポイントから見る、インテルとユベントスの歴代10番トップ10人」として特集を組んでいる。あくまでも背番号にフォーカスしたものであるため、例えばユベントスで活躍した元フランス代表MFジネディーヌ・ジダンなど、タイプ的には明らかに10番でも、別の番号をつけていた選手は対象外になっている。

 3つのポイントのひとつ目は、“バロンドール”だ。今でこそ、FIFA最優秀選手賞と統合されているが、元々はフランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が創設したヨーロッパの年間最優秀選手に贈られる賞であり、その言葉もフランス語で「黄金のボール」という意味合いだ。ヨーロッパのプレーヤーにとって最高の名誉である同賞を獲得した回数が多い順に、まずはランク付けされている。

 トップに立ったのは、ユベントスで10番を背負ったフランスの“将軍”ミシェル・プラティニ。1983年から3年連続で同賞を獲得している。FIFAバロンドールとして統合される前の獲得回数としては、元オランダ代表FWヨハン・クライフとFWマルコ・ファン・バステンと同じ最多獲得数だが、3年連続はプラティニのみ。現在はFIFAの幹部として汚職問題に揺れているが、現役時代に残した足跡は輝かしいものとして残っている。

 

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