名門リバプールの重圧と戦うクロップ 歴代指揮官はそろって低調スタートという事実

ドルトムントを復活させた名将

 ユルゲン・クロップ監督が、いよいよ新たな船出を迎える。今季のシーズン途中からブレンダン・ロジャース監督に代わって、新たにリバプールの指揮を執る。2000年代前半から低迷していたドルトムントをリーグ2連覇や、UEFAチャンピオンズリーグ準優勝に導いた手腕は本物で、名門復活への期待は高まるばかりだ。

 しかし、世界屈指の名将とはいえ異国の地での初挑戦で、期待とともにその肩に掛かる重圧も大きいはずだ。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が、リバプールの歴代指揮官6人のスロースタートぶりを特集し、名門リバプールを指揮する難しさを伝えた。

 リポートによれば、クロップ監督以前の6監督(2001年から02年に暫定監督を務めたフィル・トンプソン氏は除く)の内、就任後最初の5試合で勝利が先行したのは10年に2度目の監督の座に就いたケニー・ダルグリッシュ氏のみと、いずれもスタートダッシュに失敗しているというのだ。

 前監督のブレンダン・ロジャース氏は、最初の5試合で0勝2分け3敗と6監督の中で最低の成績だった。4得点10失点という数字もそれぞれワーストタイの記録。初のビッグクラブを指揮したプレッシャーに飲み込まれた結果なのだろうか。13-14シーズンにはリーグ2位に入り、タイトルまであと一歩と迫った。だが、結局無冠のままチームを去ることになった。

 11年1月から約1年半指揮したダルグリッシュ氏は、3勝1分1敗という好スタートを切った。9得点4失点も6監督中トップの成績。この年は冬に当時のエースFWフェルナンド・トーレスをチェルシーに放出し、後の大エースとなるFWルイス・スアレスらを大型補強する転機のシーズンだった。ダルグリッシュ氏の途中就任でチームは下位から巻き返しを見せ、6位でシーズンを終えていた。

 

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