名将クロップはリバプールに香川引き抜かず!? ドルトムントの愛弟子獲得を完全否定

ドイツ地元紙で古巣を裏切らないと誓う

 リバプールの新監督に就任したユルゲン・クロップ氏は、自ら手塩にかけて育てたドルトムントの逸材の引き抜きに出ないことを誓っている。ドイツ地元紙「ビルト」の取材で語った。

 2010-11シーズンからブンデスリーガ連覇を達成し、12-13シーズンには欧州チャンピオンズリーグ決勝にチームを導いたクロップ監督は、代名詞となった「ゲーゲンプレス」という戦術のみならず、人材育成能力と選手からの信頼が厚いことでも有名。イングランド地元紙でもリバプールが”クロップライン”を存分に活かし、ドイツ代表のMFマルコ・ロイス、イルカイ・ギュンドアンら逸材を獲得する可能性が盛んに報じられている。だがドルトムントの英雄は、2008年から昨季まで心血を注ぎこんで育てた古巣のスター選手には手を出さないと、誓いを立てている。

「ドルトムントのスターをリバプールに引き込むようなつもりは、私にはないんだ」

クロップ監督はこう語ったという。ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァッケCEOは、地元紙の取材で「ユルゲンはドルトムントの利益を損なうようなことは断じてしないだろう。私は100パーセント確信している。我々の知らないところで選手にアプローチしたりしない。我々はあまりに緊密な関係なんだ。多くのことをともに乗り越えてきたからね」と語っていた。名将の誉れ高きクロップ監督も、日本代表MF香川真司ら愛弟子を引き抜かず、古巣を裏切らないと力説している。

 

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