「引退も考えた」宮市亮、大怪我から真の復活へ 契約延長「すべての人に感謝」

契約延長にも満足せず 「チームのみんなに何かを返していける」

 契約延長して満足したりはしない。活躍する自信は沸々と湧いている。「チームのみんなに何かを返していけると思っている」と語っていたと、「ビルト」紙が報じていた。

 チーム、クラブ、そしてファンが何よりも活躍を求めているのが、このダービーマッチなのは間違いない。両チームが過去同じリーグに所属していることが少なかったために、ただでさえ希少価値がある。それに加え、今回はともに1部昇格を狙える位置につけているのも試合の興味を掻き立てるスパイスとなっている。現在4位のザンクトパウリが勝利すれば、3位ハンブルガーSVとの勝ち点差を「1」に縮めることができる大事な一戦だ。

「ダービーのパワーとファンが僕をさらに押し上げてくれるかもしれない」と気合を入れる宮市が、チーム最速時速34.94kmのスピードでピッチを駆け抜け、チームの攻撃にスイッチを入れてくれるはずだ。

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(中野吉之伴 / Kichinosuke Nakano)



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中野吉之伴

なかの・きちのすけ/1977年生まれ。ドイツ・フライブルク在住のサッカー育成指導者。グラスルーツの育成エキスパートになるべく渡独し、ドイツサッカー協会公認A級ライセンス(UEFA-Aレベル)所得。SCフライブルクU-15で研修を積み、地域に密着したドイツのさまざまなサッカークラブで20年以上の育成・指導者キャリアを持つ。育成・指導者関連の記事を多数執筆するほか、ブンデスリーガをはじめ周辺諸国への現地取材を精力的に行っている。著書『ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする』(ナツメ社)、『世界王者ドイツ年代別トレーニングの教科書』(カンゼン)。

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