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アザール説得も…長身MFフェライニがベルギー代表引退 「重要な選手だからこそ残念」
「次の世代にその座を譲る時が来た」 フェライニの決断に同僚たちがメッセージ
今年2月に中国1部・山東魯能に加入したMFマルアン・フェライニが、ベルギー代表からの引退を発表した。チェルシーのMFエデン・アザールは同胞の代表引退を「重要な選手だからこそ残念」と語り、引き止めていたことを明かした。
フェライニは母国スタンダール・リエージュでプレーしていた2007年2月に代表デビュー。その後に移籍したプレミアリーグのエバートンではデイビッド・モイーズ元監督の下でチームのキーマンとして活躍し、13年に名門マンチェスター・ユナイテッドへ加入した。
190センチを超える長身を生かした空中戦での強さは際立っており、18年のロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦の日本戦で値千金のヘディングシュートを決めたことはサッカーファンの記憶に鮮明に残っているだろう。代表通算87試合出場、18得点。日本戦での一撃が、代表ラストゴールとなる。
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代表引退の理由について、フェライニは「ベルギーフットボールの成功がこれからも続くよう、私は代表から退き、次の世代にその座を譲る時が来たと感じている」とコメント。さらなる若手の台頭に期待を寄せ、さらに「たくさんの思い出がある。FIFAランキング1位になれたことは誇り」とも語った。
現代表のキャプテンを務めるチェルシーのMFアザールは、戦友の代表引退発表に驚きを隠せなかったようだ。ベルギー公共放送「RTBF」のインタビューで、「マルアンはレッドデビルズ(ベルギー代表の愛称)にとって重要な選手だからこそ残念。僕の親友でもあるからね」と語った。そして引退はまだ早いと説得もしたという。
「このことについては彼と何日か話したよ。彼は僕らにとって重要な選手だから代表に残るよう説得もした。しかし、彼の決断を尊重しなければいけないね。彼は31歳で、次の世代も育ってきている」
トットナムのDFヤン・フェルトンゲンも自身のインスタグラムを通じ、「W杯のアルジェリア戦と日本戦で僕らを救ってくれた君に感謝している。ビッグマン、君が恋しくなるだろう」と、フェライニへメッセージを送っている。同僚から惜しまれながらの代表引退となった。