「相手を混乱」 神戸イニエスタ、絶妙な“ヒール股抜き”に海外称賛「天才的な解決法」

ヴィッセル神戸MFイニエスタ【写真:Getty Images】
ヴィッセル神戸MFイニエスタ【写真:Getty Images】

鳥栖の高橋義と金崎を華麗なテクニックで翻弄「止めるにはいまだ激しいマークが必要」

 ヴィッセル神戸は2日、J1リーグ第2節サガン鳥栖戦で新加入の元スペイン代表FWダビド・ビジャが日本初ゴールを決め、1-0で今季初勝利を飾った。2年目を迎えた元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタはトップ下として攻撃を牽引したが、試合終了間際に見せたマーカーを翻弄する華麗なテクニックへの反響が海外へ拡大。ブラジルメディアは「相手を混乱させるドリブルを披露」と報じている。

 セレッソ大阪との開幕戦に敗れた神戸は、2戦目の鳥栖戦でシステムを変更。左ウイングで起用した元スペイン代表FWダビド・ビジャを3トップの中央、“ゼロトップ”を務めたイニエスタを本来のトップ下に配置した。試合は後半9分、鳥栖の連係ミスを突いたビジャが先制ゴールを挙げ、神戸が1点のリードを守り切ったが、試合終了間際にイニエスタが見せたテクニックが圧巻だった。

 後半アディショナルタイム、右サイドでFW古橋亨梧からのボールを拾ったイニエスタに対し、鳥栖はMF高橋義希とFW金崎夢生がプレッシャーをかけ、タッチライン際に追い込む。しかし、稀代のテクニシャンはボールとの間に体を入れてキープ。さらに、右足裏でボールを引くと、左足で蹴ると見せかけて右足ヒールでコースを変え、金崎の股下を鮮やかに抜き、タッチライン際を駆け上がってマーカー2人を置き去りにした。鳥栖DFカルロ・ブルシッチがファウルで倒して止めるのがやっとだった。

 決して得点に絡むプレーではなかったが、イニエスタの美技に2万5172人が詰めかけたノエビアスタジアム神戸のスタンドからは大きな歓声が上がった。ブラジルメディア「TORCEDORES」も「イニエスタは日本の対戦相手を混乱させるドリブルを披露」とこのワンシーンを取り上げている。

「彼を止めるにはいまだ激しいマークが必要だと示している。2人の相手にマークされたにもかかわらず、スペイン人は“股抜き”という天才的な解決法を手に入れた」

 34歳となってもいまだ錆付くことのないテクニックに、今季も幾度となく魅了されることになりそうだ。

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