マンUが取り組むべき5つの課題 ルーニー不要論も再燃

ショーの代役は?

 2つ目には左サイドバックの問題が挙げられている。イングランド代表DFのルーク・ショーが、UEFAチャンピオンズリーグのPSV戦でメキシコ代表DFエクトル・モレノのタックルを受けて、右足の腓骨と脛骨の重複骨折。シーズン絶望の重傷を負い、長期離脱中となっている。その代役には、DFダレイ・ブリント、マルコス・ロホ、マッテオ・ダルミアン、MFアシュリー・ヤングが起用されてきたが、いずれも指揮官を納得させられていないという。離脱するまでのショーは、加入後最高のパフォーマンスを披露していただけに、大きな誤算となっているようだ。

 その他には、3つ目として常に守備的MF2枚をDFラインの前に配置するファン・ハール監督の戦術が守備的すぎる点。4つ目に3連敗中と苦手の敵地エバートン戦や首位マンチェスター・シティとの“マンチェスター・ダービー”、4位と好調のクリスタル・パレス戦が控える10月の厳しい日程についても課題に挙がる。

 そして、5つ目に来年1月の移籍マーケットでの補強をどのように行うのかといった点が取り上げられている。今夏も、200億円以上を費やしているユナイテッドだが、ショーのバックアップをはじめ、ルーニーの不調が続けば、さらなる選手獲得もあるのではと報じられている。

 一時は首位に立ったユナイテッドだが、その天下はわずか9日間で終わった。取り組むべき課題はまだまだ多いようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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