“フルスロットル・フットボール”宣言! リバプールのクロップ新監督が抱負を語る

「すべての試合で限界までやり抜く」

 2010-11シーズンからブンデスリーガを2度制覇し、12-13シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ決勝に進出した実績を持つ男は、「ここにきた理由は、このチームのポテンシャルを信じているからだ。現時点で我々は世界最高のチームではない。だが、それがどうしたというのだ。将来世界一になりたい。問題は存在するので、解決する必要がある。良いDFとストライカー、MFがいる。トットナムとの初戦(17日)がある。この試合に向けてチームを作る必要がある」と語った。

 日本代表MF香川真司ら逸材を開花させてきた名伯楽は、名門の問題を解決し、近い将来に世界一のクラブにする野望を明らかにした。

「勝つことは大事だが、いかにして勝つか、どういうフットボールをするかも大事だ。すごくエモーショナルで、速く、力強いフットボールという哲学のもとにプレーしたい。私のチームはフルスロットルでプレーしなければいけない。すべての試合で限界までやり抜く。自分自身のメンタリティをフットボールの哲学に落とし込むことが大事だ。明確な方向性に向かう。戦術面も大事だが、大きなハートが伴わなければいけない」

 前線からの強烈なプレッシングこそがクロップスタイル――。今季不振に陥っている名門の選手に刺激を与え、”フルスロットル・フットボール”でプレミアに衝撃を与える。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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