“フルスロットル・フットボール”宣言! リバプールのクロップ新監督が抱負を語る

「リバプールは第一の選択肢だった」

 リバプールの新監督に就任したユルゲン・クロップ氏が、クラブ公式サイトで所信表明を行った。ボールを失った瞬間にすぐに圧力をかけて奪い返しに行く戦術「ゲーゲンプレス」を武器に、ドルトムントを率いてブンデスリーガを席巻した名将は、自らの戦術を「フルスロットル・フットボール」と改めて命名。今季10位に低迷する名門の選手に、限界まで死力を尽くすことを命じている。

 蓄えた無精ヒゲを剃り、ジーンズ姿に赤と黒の練習着という出で立ちのクロップ監督は、再出発を鮮烈に印象付けた。

 リバプールとの正式契約後の心境について、指揮官は「最高です! これ以外に言葉はありませんね。ここにやってきた1日はすべてがクレイジーでした。ここに来ることができて素晴らしい気持ちです。私の人生で最良の瞬間の1つです。息子は1人自宅に残っていますが、家族とともに来ています。でも、みんな一緒で夢のようです」

 家族とともに新天地にやってきたことを明かした名将は、昨季限りでドルトムントを退団した後、引く手数多だった中、リバプールを選んだ理由についても語った。

「すべてです。私が耳にしたこと、目にしたこと、見て感じたすべてのこと。人生ですべての試合ではありませんが、とても重要な試合があったことです。私はフットボールを愛している。リバプールの熱というものは自分にとっては素晴らしい。独特なフットボール、インテンシティの高いフットボールが理由で、私はイングランドで仕事をしたいと思っていた。そして、リバプールは第一の選択肢だった。ここで働く機会を手にすることができた。想像しうる最高の結末だ」

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング