FWサラ死去の飛行機事故で広がる波紋 パイロットの必要ライセンス未取得が判明
パイロットは商用飛行に必要なライセンスのトレーニングをドロップアウト
プレミアリーグ・カーディフのアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラが亡くなった飛行機事故で、小型飛行機のパイロットを務めていたデイビッド・イボットソン氏(消息不明)は操縦に必要な商用ライセンスを取得していなかったという事実が明らかになった。英公共放送局「BBC」は同氏が免許取得トレーニングを完了前にドロップアウトしていたと報じている。
サラは今冬の移籍マーケットでフランスのナントからカーディフへの移籍が決定。1月21日に小型飛行機でフランスを経った。しかし、その日の夜に飛行機は消息を絶ち、その後墜落した機体がイギリス海峡で発見された。さらに、2月7日には見つかった遺体がサラのものであると確認され、サッカー界に大きな衝撃を与えた。
この事件を発端とした騒動は尾を引いており、カーディフがサラの移籍金の支払いを行わないことでナントとトラブルになっているほか、サラの代理人であるウィリー・マッケイ氏は飛行機の手配などをサラ自身に行わせたとしてカーディフを非難していた。
そうしたなか、さらに問題視されているのは、パイロットが必要なライセンスを取得していなかったという事実だ。
イボットソン氏はいまだ消息不明の状況が続いており、免許や航空日誌なども見つかっていない。しかし、最新の報道によると、サラ搭乗機のパイロットを務めたイボットソン氏は今回のケースのような商用飛行に必要なライセンスにおいて、取得のために必要なトレーニング・プログラムを完了することなく、ドロップアウトしていたようだ。
事故から様々事実が判明しており、波紋は広がり続けている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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