「もう体がついていかない」 負傷に泣いた元アーセナルMFディアビ、現役引退を発表

 アーセナルなどでプレーしたMFアブ・ディアビが、現役引退を表明した【写真:Getty Images】
アーセナルなどでプレーしたMFアブ・ディアビが、現役引退を表明した【写真:Getty Images】

32歳で現役生活に幕 アーセナルに9年半在籍し負傷回数は40回超え

 アーセナルなどでプレーした元フランス代表MFアブ・ディアビが、32歳で現役引退を表明した。度重なる怪我に悩まされた“未完の大器”がスパイクを脱ぐことになった。

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 ディアビはティエリ・アンリなど優秀なタレントを輩出してきたフランスのサッカー選手養成所「クレールフォンテーヌ国立研究所」出身で、2004年にフランスのオセールでプロデビューした。06年1月にアーセナルへ移籍を果たすと、190センチを超える長身とその身体能力の高さから、同じアーセナルで活躍していた同胞MFパトリック・ヴィエラの後継者として大きな期待を集めた。

 ピッチに立てば確かな存在感を示していたディアビだが、アーセナルでは度重なる負傷に苦しんだ。在籍は9年半にも及んだが、負傷回数は40回を超え、ピッチに立ったのは180試合。在籍期間の半数近くをリハビリに費やしていたことになる。2015年にマルセイユへ移籍したものの、わずか6試合しかプレーできないまま17年に退団していた。

 現在無所属で2016年から公式戦出場のないディアビは、フランスメディア「RMCスポーツTV」で「キャリアを終える。その時が来た」と正式に現役を引退すると発表。「戻ってくるのは難しいことだった。私は多くのフィジカル的な問題を抱えていた」とこれまでの苦悩を吐露した。

「辞める決断は分かりやすいものだった。なぜなら、もう体がついていかないから。人生の多くをフットボールに捧げてきたから、難しい決断だったけどね」

 今後については「よく考えて決める」と語ったディアビ。新たなキャリアでの活躍に期待したい。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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