本田窮地!? ミラン練習参加中のボアテングが初の親善試合メンバー入り

ライバルが初の実戦参加

 ACミランの日本代表MF本田圭佑は、4日のナポリ戦後、日本人記者の前でクラブ首脳陣や監督批判を展開し、大きな波紋を広げてきた。ここにきてチーム内でも気になる動きが浮上している。

 元ガーナ代表MFケビン・プリンス・ボアテングは、現在シャルケ所属ながら来年1月の移籍市場で再契約を視野にミランで練習参加してきた。そして、ミランが発表した、8日のモンツァとの親善試合で初めてメンバー入りを果たした。

 10月から練習参加しているプリンスはミランの栄光の背番号「10」を託された本田の前任者。2013年シーズン終了後にシャルケへ移籍していたが、昨季素行などの問題で戦力外通告を受けていた。契約はまだシャルケに残されているため、ミランに加入するためには契約を破棄する必要がある。

 この試合でかつてのエースは「72」番という背番号でプレー予定。そこでシニシャ・ミハイロビッチ監督はコンディションやプレーぶりを確認することになる。

 本田はクラブやミハイロビッチ監督、イタリアメディアとサポーターに対する不満を爆発させ、苦しい立場に追い込まれている。地元メディアは、クラブから罰金などのペナルティーが課せられると、リポートした。さらに、本田が来年1月の移籍市場でミランから移籍するという報道も出ている。

 1年間リーグ戦で得点のない背番号「10」。同じトップ下で躍動していたプリンスの今後のパフォーマンスは、本田の去就にも大きな影響を与えそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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