広島が大苦戦も3年ぶりACL本戦出場決定 PK戦の末にPO突破、本田のメルボルンVと対戦へ

サンフレッチェ広島が3年ぶりにACL本戦出場を決めた【写真:Getty Images】
サンフレッチェ広島が3年ぶりにACL本戦出場を決めた【写真:Getty Images】

PK失敗、クロスバー直撃、”幻のゴール”など1点が遠く… PK戦の末にチェンライを破る

 昨季J1で2位のサンフレッチェ広島は19日、AFCチャンピオンズリーグの本戦出場をかけて、ホームの広島広域公園陸上競技場で東地区プレーオフのチェンライ・ユナイテッド(タイ)と対戦した。序盤から一方的に攻め込むがゴールを奪えず、延長120分を0-0で終了。PK戦ではチェンライの2人がシュートを外し、4-3で広島が制して辛くも本戦出場を決めた。

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 3年ぶりのACL本戦出場を狙う広島の城福浩監督は、スタメンに19歳のGK大迫敬介や20歳MF松本泰志という東京五輪世代の若手を抜擢。3シーズンぶりに帰還したMF野津田岳人もスタメンに名を連ねた一方、エースのFWパトリックはベンチスタートとなった。

 試合は自陣に引くチェンライに対し、序盤から広島が押し込む展開となる。すると前半10分、絶好の先制点のチャンスが転がり込む。FW皆川佑介のシュートが相手のハンドを誘いPKを獲得。皆川が決定機をつかむが、シュートは相手GKの正面を突き、ゴールを奪えなかった。

 その後もほぼ相手陣内でゲームを進め、決定機をつかむが、同30分のDFエミル・サロモンソンの決定的な一撃も枠を外れるなど、シュート精度を欠き無得点でハーフタイムに突入した。

 後半も攻勢を強める広島だが、1点が遠い。後半25分にはMF柴崎晃誠の決定的な一撃が相手GKの好セーブに阻まれ、直後のCKではDF荒木隼人が飛び込み右足で合わせるが、シュートはクロスバーを直撃。どうしても1点が奪えない。同37分には皆川に代えてパトリックを投入したが、90分間ではゴールネットを揺らせず。ACL本戦出場をかけた一戦は延長戦に突入した。

 延長戦もボールを保持し攻勢を仕掛ける広島だが、ゴール前での精度を欠く展開は変わらなかった。逆にカウンターから危ないシーンも作られたが、お互いにゴールネットを揺らせず。延長後半14分にはパトリックのシュートがネットを揺らし歓喜を爆発させるが、微妙な判定でオフサイドとなり得点が取り消された。試合はそのまま終了し、勝負はPK戦に委ねられた。

 先攻のチェンライは2人目のDFタナサク・シーサイ、3人目のMFピティワットが、シュートを浮かせて痛恨の失敗。対する広島は4人目のMF川辺駿が失敗も、4-3でPK戦を制した。

 本戦に駒を進めた広島はグループステージF組に組み込まれ、MF本田圭佑を擁するメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)、広州恒大(中国)、大邱FC(韓国)と対戦することになった。3月12日の第2戦がホームでのメルボルン・V戦となり、本田がメンバー入りすれば日本凱旋となる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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