飛行機事故で死去の英1部FWサラ、パイロットが必要ライセンス未取得疑惑で調査

航空機事故で亡くなったアルゼンチン人FWサラ【写真:Getty Images】
航空機事故で亡くなったアルゼンチン人FWサラ【写真:Getty Images】

商用飛行用のライセンスを未取得か 英航空事故調査委員会が事実関係を調査中

 イングランド1部カーディフに移籍したアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラが亡くなった航空機事故で、同機のパイロットだったデイビッド・イボットソン氏が必要なライセンスを取得していなかった可能性が浮上している。サラの移籍金の支払いについて所属元のフランス1部ナントと協議しているカーディフは、ナント側の過失責任を問う構えのようだと英紙「テレグラフ」が報じている。

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 サラは1月の移籍マーケットでナントからカーディフへ移籍した。移籍金はカーディフのクラブ歴代最高額となる1500万ポンド(約21億円)。大きな期待を背負っていたが、サラを乗せた飛行機は先月21日夜に消息を絶ち、その後墜落した機体とともに遺体となって発見された。

 この悲劇の後、ナントは3回の分割で支払われる予定だったサラの移籍金の支払いの1回目が期限内に行われず、カーディフに対して法的措置を取るとの報道されていた。しかし、ここで新たな問題も浮上している。

 それはパイロットを務めていたイボットソン氏が商用飛行に必要な操縦ライセンスを持っていなかったという疑惑だ。記事によればカーディフの内部調査では、同氏が必要な資格を取得していたことを示す確かな証拠が見つかっていないとされている。

 現在、英航空事故調査委員会(AAIB)も事実関係を調査中。カーディフの主張と同様の見解となった場合には、ナント側の過失が問われ、カーディフが支払う移籍金は減額となる可能性もあるという。

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