新天地カーディフ会長、事故死サラの移籍金支払い保留「異例の事態。義務があるなら払う」

カーディフのダルマン会長【写真:Getty Images】
カーディフのダルマン会長【写真:Getty Images】

今冬カーディフ移籍のFWサラが事故死、移籍金支払い保留でナントが法的措置を検討

 イングランド1部カーディフのメーメット・ダルマン会長は、カーディフが「名誉あるクラブ」だとし、飛行機事後死したアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラの1500万ポンド(約21億円)の移籍金について、支払いの義務がある場合は支払うと語っている。英公共放送「BBC」が報じた。

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 サラは今季フランス1部ナントの選手としてリーグ戦19試合に出場し、12得点をマーク。元日本代表指揮官のバヒド・ハリルホジッチ監督率いるチームの得点源として活躍し、今冬の移籍市場でカーディフへの移籍が決まっていた。その移籍金はカーディフ史上最高額の1500万ポンドで、大きな期待を背負って新天地に渡るはずだった。

 しかし悲劇が襲う。移籍が決まったサラは1月21日に小型飛行機でカーディフに向かったが、その夜に機体は消息不明となった。その後、墜落した機体と遺体が見つかり、現地時間2月7日に遺体がサラ本人と確認された。

 ここで問題となっているのがサラの移籍金だ。カーディフ側はこの支払いを保留にしている。ダルマン会長は、ナントがカーディフに対して法的措置も検討していると認め、「もし、契約上支払う義務があるのならば、もちろん支払う。我々は名誉あるクラブだ」と語った一方、こうも主張している。

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