デポルティボ、柴崎の獲得交渉破談の経緯告白 スペイン紙言及「2部には出せない額」

ヘタフェのMF柴崎岳【写真:Getty Images】
ヘタフェのMF柴崎岳【写真:Getty Images】

ポゾ氏は柴崎と対話した事実を明言「素晴らしい人間性、チームへの忠誠心もある」

 日本代表MF柴崎岳はアジアカップでの戦いを終えて所属するヘタフェへと戻ったが、アジアカップと並行して噂されたのは冬の移籍市場での新天地だった。特に熱心だと言われたのが現在2部で戦う古豪デポルティボ・ラコルーニャだが、強化部スタッフがその経緯について語ったとスペイン紙「AS」が報じている。

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 会見に応じたのはスポーツディレクター(SD)のカルメロ・デル・ポゾ氏だ。記事によると、同SDは柴崎獲得に動いていたことを明言しているという。

「我々は彼と1月20日に対話する機会を持ち、彼自身は素晴らしい人間性を持っていることが分かった。そして彼自身、チームへの忠誠心もあるし、経済的な効果としてもスポーツ的な基準としても達している」

 このように柴崎獲得の効果が大きいだろうと見ていたようだ。その一方で、スペイン国外に放出したいヘタフェ側の設定した移籍金が「2部クラブにとっては出せない額」(同紙)で、来季1部昇格を果たした際の買い取り付きオプションの場合に発生するオファーも二の足を踏ませたようだ。ポゾSDはこのようにも話している。

「私はテーブルにすべてのカード、つまり選択肢を並べることが好きだ。なぜならば、それは人々に誤解を招かない方法だからね。最後の最後までヘタフェと接触を持ったのは事実だ。そして、それについて責められるべき者はいない。私が言葉をかけるとすれば、ヘタフェに対して尽くしたし、私は現時点でいる選手たちに対して死力を尽くすことだけだ」

 柴崎獲得に向けて移籍期限ぎりぎりまで粘っていたものの、その話は過去のことと割り切ったようだ。ヘタフェではホセ・ボルダラス監督のフィジカル重視のスタイルの元でなかなか出番に恵まれない柴崎だが、シーズン終盤戦に向けて現所属先で指揮官を認めさせる動きを見せることこそが、唯一の道となる。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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