香川不在のドルトムント、勝ち切れずも指揮官は「本当に楽しい」と前向き

敵地で1-1のドロー

 ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督は1日、PAOKテッサロニキ(ギリシャ)とヨーロッパリーグ・グループステージ第2節を敵地で戦い、1-1のに引き分けに終わったが、チームの見せたパフォーマンスには満足していた。クラブ公式サイトが伝えている。

 4日にバイエルン・ミュンヘンとの大一番を控え、FWピエール・エメリク・オーバメヤン、MF香川真司、MFイルカイ・ギュンドアン、DFマッツ・フンメルス、DFソクラティス・パパスタソプーロスら各ポジションの主力を温存。ベンチ入りメンバーからも外していた。

 前半早々に先制されるも、後半26分にMFゴンサロ・カストロが同点弾を決めた。試合を優位に進めていたため、勝ち点2を逃した印象が強いゲーム内容となった。だが、試合後、トゥヘル監督は、チームの見せたパフォーマンスをたたえた。

「今日はチームとして良いバランスを保つことができていた。特に最初の30分は素晴らしかったね。ゴールこそ奪えなかったが、試合を支配し続けた。80分間はゴール以外に決定的なシュートさえも許さなかった。後半もよりテンポが向上した。このチームを率いることは本当に楽しい」

 香川ら主力を欠いた中で、指揮官が追求する、試合を支配するサッカーがチームに浸透しつつあることに満足していた。母国ドイツへ帰ると、最大の宿敵、首位バイエルンとの戦いが待っている。主力を休ませ万全な状態で迎える天王山。指揮官の真価が問われる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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